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★★★ 連綿と続く芸術への熱き想い ★★★


今月のア・ラ・カ・ル・ト

9月のアラカルト
9月 Septemberになりました。パリオリンピックが終わって、8月28日からパリパラリンピックが開催されています。実はオリンピック、パラリンピック、この4年に1度のスポーツの祭典には否定的な思いが強いのですが、それでも始まってみると夢中で日本チームを応援してしまいます。
初めてオリンピックの実況に触れたのは1964年の東京オリンピックでした。10月10日、秋晴れの青空の下、赤いジャケット姿の日本選手団が最後に入場して、聖火台にパッと炎があがった瞬間をよく覚えています。合わせるようにこの年には東海道新幹線が開通し、それまで7~8時間かかっていた京都・東京間が3時間余りで行けるようになりました。前年には名神高速道路や首都高も開通しました。日本は高度成長期の真只中、私も青春の真只中でした。凄~い!! 女子バレーボールの回転レシーブや水泳など次々と映りだされる画面を観ながら素直な歓声を上げていました。立派な競技施設も新設されてオリンピック効果をひしひしと実感しました。戦後復興の完成形を見ているような気がしました。

球温暖化が進み、世界の気温は上昇し続けています。7~8月の夏季オリパラ大会はアスリートにとって過酷ではないか。誰もがそう思っても巨額な放映料を獲得するために最大スポンサーあるアメリカのスポーツ事情による、と聞けば『何だかなぁ?』。五輪のマークは、ユーラシア、南・北アメリカ、オーストラリア、アフリカの五大陸の平和の融合を象徴すると云われているのに絶えない紛争の中で実施される現実に『何だかなぁ?』。巨額の費用が掛かるので国力のある国でしか開催できない『何だかなぁ?』。コンパクト・オリパラ大会を目指しながら、最終的には膨大な経費となってしまった『何だかなぁ?』。沢山の『何だかなぁ?』が冒頭の~否定的な思い~の訳です。半世紀以上前はあんなに他愛なく楽しんでいたのに。きっとその後の人生で経験したこと、色々見聞きしたことで物事を深く考えられるようになったのか…なんて。単に歳を重ねただけ、と言われそう。
レコレ言っても、始まってしまえばソファーの置物、テレビのお友達に。4年間(このたびは3年間)、厳しい練習を重ねて晴れて日本代表となり、メダルを獲得した選手、残念な結果だった選手たちの晴れ晴れとした「やりきった感」を目の当たりにすると、とても嬉しい気持ちになりました。次回はロサンジェルス!!(K.M)


第76長野県美術展
佐久会場 9月8日
(日)9:30~17:00
会場    長野県佐久創造館
北信・上小・佐久・中信地区の作品と、受賞、賞候補、審査員、無審査、審査員経験者の作品、遺作を展示します。




 

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中信美術会

委員長 清沢龍美
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