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★★★ 連綿と続く芸術への熱き想い ★★★



今月のア・ラ・カルト

新年あけましておめでとうございます。
令和最初のお正月を迎えました。皆様にとって今年が佳い年でありますように!


 
初春の令月にして、気淑く風和らぐ
(おりしも初春の良い月で、空気はしとやかで風は穏やかに吹いている)

 万葉集の梅花の歌三二首の序文に記されたこの歌が元号の元となったということです。平成から令和へ、徐々に慣れ親しんだ昨年でしたが、決して「気淑く風和らぐ」の気象ではなく強風、水害など災害の多い年でした。今年こそ令和にふさわしい穏やかな一年となることを願っています。
 私にとって万葉集は敷居が高く、お正月と言えば百人一首のカルタ取りでした。お屠蘇で朝からほろ酔いの父が読み上げる上の句に合わせて下の句を弟と競って取り合いました。普段は忙しく滅多に付き合ってはくれない父との時間がとても嬉しかったのを覚えています。「白露に風の吹きしく秋の野はつらぬきとめぬ玉ぞ散りける」の句を何故か「つらぬきとってん」と読み上げる父でした。今となっては「なぜその読み方なの?」と聞いておけばよかったと思っています。
 百人一首で、「坊主めくり」もよくしました。これはまだ幼かった従姉弟たち、そして子供たちとも。男性の絵札が出たら自分のものに、姫が出たらもう一度、坊主が出たら集めた札のすべてを没収、そのときの何とも悲しそうな表情が可愛かったです。最近家人が、冬の外作業用に頭と顎をすっぽり覆う黒のニット帽を買いました。我が家ではそれを「蝉丸」と呼んでいます。「これやこの行くも帰るもわかれては知るも知らぬも逢坂の関」の作者です。蝉丸は数ある登場人物の中でもインパクトが強い絵面で、すぐに連想しました。
 「ちはやぶる神代も聞かず龍田川から紅に水くくるとは」、競技カルタに熱中する女子高生を主人公にした漫画アニメ「ちはやふる」が人気を博しました。[千早さんに振られて神代さんも言うことを聞いてくれない、相撲取りの龍田川さんは悲観して・・・]などとふざけた訳をして大笑いしたのは高校生の時。「ちはやぶるは神にかかる枕詞で神代でもこんなことは聞いたことがない・・・」と古文の先生ヌバさんの授業を聞きながら。先輩が残した先生の愛称は語源が黒を修飾する枕詞の「ぬばたまの」から。見るからに言いえて妙で先生も気に入っておられたようでした
 
いろんな場面で登場した百人一首、今一度きちんと向き合おうかと年の初めに思っています。(K.M)



第72回中信美術展日程のお知らせ
 第72回中信美術展は、以下の日程で開催いたします。
会期 2020年1月3日(金)~13日」(月・祝)6日(月)休館日
搬入 2019年12月15日(日)
搬出 2020年1月13日(月・祝)
ポスターはクイックすると拡大します。

中信美術展に向けての作品研究会(2部洋画)
中信展2部に出品される作品や、製作途中の作品を、中信美術会の審査員の先生方に見ていただき、構図や、マチエール、仕上げに向けて進めていく方向などについて批評していただきます。
審査員の先生に聞いてみたいことがあれば、遠慮なくお聞きください。
お互いに学び合う機会にします。
一般・会員に関わらず多くの皆さんのご参加をお待ちしています。
お問合せ 塩原俊郎 090-6044-5290 へ
  
日時  11月23日(日)
  会場  あがたの森文化会館(1-1教室) 9:00~15:00
  参加料 無料

工芸ワークショップを終えて







 

 

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中信美術会

委員長 
 矢野口 靖
事務局 
 〒398-0002
 長野県大町市大町4599
 中村 勤 
 TEL 090-2219-6840

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