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★★★ 連綿と続く芸術への熱き想い ★★★

「2021 中信美術会 作品図録」について 
第73回中信美術展は、新型コロナウィルスの感染拡大により、残念ながら中止となりました。次回の第74回中信美術展は、2021年4月からの松本美術館の改修工事による閉館に伴い、2022年6月の開催となります。この間、会員の皆さまの作品の発表の場がなくなることは残念です。他の方法で会員の皆さまの作品を発表する機会、会員同士が繋がる手段を提供できないかと検討を進めた結果、中信美術会の作品図録を制作することといたしました。
対象は、会員及び71回展または、72回展の一般入選者(ジュニア含む)です。
会員及び昨年の一般出品者の皆さんには、要項などを郵送してありますので、是非ご応募ください。作品添付書類は、以下からもダウンロードできます。
  作品添付書類(エクセル)
右クリックで、リンク先を保存
                     

会員投稿作品のページ開設のお知らせ NEWS

新たに、「会員投稿作品」のページを開設いたしました。
このページは、会員の方であれば、誰でも気軽にWEB上で作品を発表できるページです。
掲載ご希望の方は、以下のメールアドレス宛に画像データをお送りください。
 postmaster@chubi.jp 
必須記載事項:所属部・会員名・作品名・大きさ・手法(材料)
作品に込めた想いなどのコメントも記載ください。
画像データは、元データを尊重しますが、平面作品の場合は見切りトリミング等の見栄え処理を行いますのでご了承ください。

今月のア・ラ・カ・ル・ト

山路来て 何やらゆかし すみれ草      松尾芭蕉
生、三月、Marchになりました。卒業・転勤・さまざまな旅立ちと別れの季節です。15年前の3月は父との別れの月でした。母からの一報に慌てて実家へ。友達とスペイン旅行を計画していたのをどうするか迷いましたが、周囲の「行っておいで」の声に後押しされ一週間後にはスペインの空の下にいました。
は商社マンでした。私が幼稚園の頃、初めてインドへ赴任した時は、まだ占領下で沖縄へ行ってパスポートを取得したとよく言っていました。タージ・マハルの絵葉書に子供心にも『なんて綺麗なの!』としみじみ感激したのを今でもよく覚えています。日本がまだ貧しかった時代です。インドからは2年に一度くらいは帰っていた記憶がありますが、バンコクからマニラへと直接転勤したときは、5年間近く一度も会えませんでした。中学生の頃まで一緒に暮らすことは余りありませんでした。その後は海外出張で、あちらこちら忙しく飛び回って、行かなかった国の方が少ないのではないでしょうか。お酒好きだったので、サウジアラビアなど禁酒国へ行くときに「気を付けて!」と心配すると、「はいはい」と苦笑していました。スペインには写真を持って行き語りかけました。時には涙交じりで・・・
庭を持ち離れて暮らすようになってから、とても嬉しかったことがあります。タイトルは忘れましたが、毎日新聞に連載されていた「自分にとって大切な人」を紹介する欄に父の文があり、小学校の担任のH先生のことが書いてあったのです。出張先の北京で滋賀県の教育委員会から視察にいらしていた先生と偶然出会ったことから始まり、低学年の時に先生が、「K君(父のこと)の成績が伸びないのは目が悪いからではないか」と気づかれ両親に受診を進言して下さったこと。跡取り息子の身体的なことを指摘するのは新任の先生にとっては勇気がいったのではなかったか。しかしそのお陰で今の自分があり、とても感謝しているなど、長い文でした。私は、仕事上の付き合いがあった政財界などの知己ではなく、H先生を取り上げてくれた父がとても誇らしく子供たちにもそう話しました。

事一筋で、一つ屋根の下に住んでいても触れ合う時間は少なかった父でしたが、88歳の米寿を祝った翌年3月、大団円を迎えた役者が舞台を去るように静かに家族のもとから旅立ちました。毎年、命日にはオレンジ色の薔薇を実家の弟に届けています。(K.M)

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中信美術会

委員長 
 矢野口 靖
事務局 
 〒398-0002
 長野県大町市大町4599
 中村 勤 
 TEL 090-2219-6840