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★★★ 連綿と続く芸術への熱き想い ★★★

4部(工芸)第2回ワークショップ開催
昨年より始めた4部(工芸)のワークショップを今年度も以下の通り計画しております。
 《主催》  中信美術会 四部(工芸)
 《期日》  令和2(2020)年 9月5日(土)午前(9時30分~)蒔絵・陶芸 午後(1時30分~)織り
                9月6日(日)午前(9時30分~)沈金
 《会場》  松本市美術館 市民アトリエ ・ 講座室
 《会費》  沈金・蒔絵 一般2,000円 学生・中美会員1,500円
       染・織・陶 一般1,500円 学生・中美会員1,000円
 《講師》  沈金 石本愛子   蒔絵 深井 公   織り 松本恵美子  木下紀子  小松宏江
        染め 丸山邦江    陶芸  宮澤好男  松村栄美
お申込み・お問合せ先
 丸山邦江 電話・ファックス 0263-36-5802 E-Mai : kuuoct1001@gmail.coml
詳しくは、ワークショップのバナーからお入りください。


今月のア・ラ・カルト

白露を 玉になしたる九月(長月)有明の月夜見れど 飽かぬかも
白露を玉のように美しく見せる九月の有明の月夜は飽きないものです
(有明の月) 日が昇りかけて夜が明けるときまで西の空に残っている月


September 9月 長月になりました。酷暑とコロナ禍、まさに二重苦の8月でした。予報では残暑はまだ続くとのこと。涼風のもと十五夜の月を見られる日が楽しみです。
火親しむ候にさきがけたわけではないのですが、この夏二つの長編小説を読みました。私は文庫本が好きで、二回以上は読み返します。一回目はどうしてもストーリーを追って早読みになりがちになるので、じっくりと再読するようにしています。一つは浅田次郎の「黒書院の六兵衛」でした。時は幕末、江戸城開城が迫り俄か官軍の尾張徳川家の藩士が開城に備えて送り込まれた城内に無言で居座り続ける御書院藩士、的矢六兵衛を何とか退去させるためにあれやこれやと画策する話です。私は時代小説をよく読みますが、江戸時代以前の物語、特に戦国時代はどうも苦手です。残酷すぎるのです。その時代を生き抜いた徳川家康は門井慶喜著「家康江戸を建てる」に描かれているように荒野の関東地方において利根川の流れを変え、金貨を鋳造し、飲み水を引いて江戸の町を作り、幕府が何代かかけて行政の仕組みを整えた結果260余年に亘る泰平の幕藩体制が生まれました。的矢六兵衛はその体制を象徴する静の部分、時代が大きく変わろうとすることにテンヤワンヤする人々の戸惑い、旧習への郷愁、失うことへの不安、新世界への期待などが動の部分として、浅田次郎特有のユーモラスな筆致で描かれています。今、新しい日常という言葉が言われています。でも、思いもよらず今までの日常が変わるのは長い歴史の中では茶飯事のことなのでしょうね。
談ですが、読書中に一匹の蟇蛙が脳裏に浮かんでいました。もう何年か前のこと、裏庭に、かと思うと玄関に蟇蛙が一点を見つめたまま鎮座していることがありました。私たちは彼(彼女?)を「ガマちゃん」と呼び、勝手にアイドルにしていました。その黙して語らない哲学的な姿が的矢六兵衛と重なってしまったのです。相撲の高安関(哲学的とは言えないものの)も同じ線上にあり、私の中では、ガマちゃん、的矢六兵衛、高安関のトライアングルが出来上がりましたが。「それは高安さんに失礼‼」と息子に一蹴されましたが。(K.M)
 


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